介護の仕事探しの注意点
介護の仕事探しをする場合、さまざまな手段があります。フリーペーパーを使用したり、介護福祉系の求人を専門に扱う就職支援サイトの利用、そしてハローワークがおもな手段です。これらのツールにはそれぞれメリット・デメリットがありますが、もっとも安心して使用できるという点ではハローワークがあげられます。
ハローワークは公的な機関であり、その分信頼性が高く、また地元に密着した求人情報を多く扱っているので、実際の就職につながりやすいメリットとなっているのです。しかし、ハローワークでの介護の仕事探しにもいくつかの注意点があります。ひとつは、ハローワークは介護系専門の求人ばかりではなく多くの求人を扱っていることから、給与や勤務体制の記載情報が少なく、加えて職員も介護の現場に詳しい人ばかりではないということです。また、ハローワークを通じて求人・採用を行えば企業側に助成金が支払われることもあり、ダミー情報やブラックな職場の求人が紛れていることがあるという注意点もあります。
さらに、ハローワークでは就職支援活動も盛んであり、資格取得のための支援講座や活動を行っています。介護系の場合は、介護職員初任者研修の無料講座などが定期的に開催されており、資格を得ることが可能です。しかし、無料の講座ではありますが、激しい定員争いがあるうえに、選考時に面接や筆記試験を行い余計な手間と時間をとられることもあります。さらに自分の好きな時に受講することも難しいうえに、テキスト代金などによりいくらかの出費はあるので、完全な無料であると考えて安易に応募することは避けるべきでしょう。